パソコンやスマホから発生する、眼に有害な青色光線に対して‥
‥の主旨の宣伝文句で、青色光線をカットするレンズが大流行です。
ここで‥、
まず 紫外線領域に近い可視光線の青色光は、光子エネルギー量が高く、網膜まで到達した際に網膜へのダメージがあるのは事実です。
紫外線が加齢黄斑変性症のリスクファクターである以上、携帯やスマホのLEDを青色に発光させるより、可能ならば赤や黄色に発光させたほうがいいと考えます。そういった意味で、クリスマスツリーの青色LEDは、網膜に悪い光の集大成だと思います。
問題となるLED発光の波長特性は、440~450nmあたりにもピークがあり、それもできれば少なくしたいといえますが、それをレンズのコーティングや、無色透明のレンズでどれほどカットできるのか?、と疑問を抱きます。
それらレンズの波長別透過曲線を読むと、5~7%くらい(440nmにおいて)カットしているようですが、そんなモノで眼精疲労が無くなるでしょうか?
PCやスマホの画面輝度を節電モードやSAVEモードにして 30%落とすほうが、もっと健康的だと考えます。
東海光学社の遮光レンズ、HOYAのレチネックスレンズのように、500nm以下を大きくカットできるレンズはとても効果的ですが、レンズを通した景色が、普段通りに見ないという “おみやげ” がついてきてしまいます。もっともらしい講釈をつけたレンズやメガネが多いので、 しっかりと勉強し、正しい知識を持って取り組みたいと考えます。
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